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こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。

離婚のお金の不安を安心に変える、離婚専門のファイナンシャル・プランナーです。

さて、今日のテーマは「非正規雇用のひとり親が見直すべき家計のポイント」です。

非正規雇用のひとり親で、将来への備えに不安がある場合、家計を見直してみてはいかがでしょうか。とはいえ、どうやって見直せばいいの?そんな疑問もあるかと思います。

今日はそんな非正規雇用のひとり親が見直すべき家計のポイントについて解説していきたいと思います。

もくじ

  • まず、貯蓄について
  • ひとり親が考えておくべき備え
  • 今からでも間に合う!非正規雇用のひとり親が見直すべき家計のポイント
  • まとめ

まず、貯蓄について

非正規雇用という働き方は、短期間・短時間で働くことも出来るので、正社員のように長期間・長時間働くことが難しい事情を抱えた人にとっては働きやすいと言えます。しかしその一方、正社員より給与が安い、雇用が不安定であると言われています。

給与の面を考えると、非正規雇用で働いているひとり親が十分な貯蓄をするのは簡単ではないでしょう。そのため、将来への備えに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

貯蓄が十分であれば、いざというときにも対処できます。

貯蓄が十分でなければ、対策を講じる必要があります。

では、非正規雇用・貯蓄が十分でないひとり親世帯が将来へ備えるためにはどのように家計を見直すとよいのでしょうか。

ひとり親が考えておくべき備え

ひとり親世帯が考えておくべき備え。

そのポイントは2つあります。

  • 1.子供の教育費のための貯蓄
  • 2.万が一のための保障

1.子供の教育費のための貯蓄

まず、子供の教育費のための貯蓄を考えていく必要があります。

子供が大学まで進学する場合の教育費は、全て公立だと仮定したとき、約1,100万円です。

一方、支給されるお金もあります。児童手当ですね。

児童手当を全て貯蓄に回した場合、合計金額は200万円ほどになります。

他にも児童扶養手当が受給出来る場合もあるでしょう。

しかし、これはあくまで子供が生まれた時点から貯蓄を始めた場合の合計額です。

現在のお子様の年齢によっては、少なくなる可能性もあるでしょう。

また、必ずしも全て公立とは限らないので、もう少し多めに準備したいという場合もあるかと思いますので、下に、教育費の一覧を載せておきますので、それぞれのご家庭に合わせて計算してみてください。

ここで見てみると、一番お金がかかるのが、大学進学時です。子供が18歳のころまでに500万円ほどは用意しておいたほうがよさそうです。

どうしても難しい場合は、奨学金制度の利用も検討してみる必要があります。

関連記事→ひとり親のための家計と奨学金の考え方とは?

2. 万が一のための保障

将来の教育費の準備をするためには、保険を選ぶ際にも、貯蓄計画に影響が出ない範囲で考えていく必要があります。

特にひとり親の場合、自分に何かあったら、その後の生活がどうなるのか、不安は大きいのではないでしょうか。

しかし、保険と言っても色々な種類があります。

一体どの保険を選べばよいのでしょうか。

これにもポイントがあります。

ひとり親が選ぶべき保険の優先順位としては、まずは医療保険、そして生命保険を検討していくとよいかと思います。

医療保険については、以下の順番で考えると選ぶべき保険が見えてきます。

①公的医療保険の内容を確認

②貯蓄等でまかなえる金額を確認

③保障の優先順位を考える

①公的医療保険の内容を確認

保険選びのポイントは、“必要なものを必要なだけ選ぶ”ということ。

そのためにはまず、病気やケガをすると、いくらくらい必要なのかを確認しておきましょう。

ところで、病気になって入院する場合、どれくらいの入院期間で、いくらくらいかかるのでしょうか?

健康保険には「高額療養費制度」というものがあります。

年収ごとに医療費の上限が決められており、例えば、年収370万円~770万円の方だと、入院治療に1か月100万円かかったとしても自己負担額は87,430円です。

他にも、自治体にもよりますが、一人親世帯の場合、医療費の一部助成を受けられますので、さらに低額の場合もあります。

将来どんな病気になるかはわかりませんが、大きな病気になって1か月入院すると仮定した場合、医療費の他にも食事代や諸々かかることもあるので、費用は12万円くらいをイメージしておくといいと思います。

②貯蓄等でまかなえる金額を確認

まず、業務外の理由で病気やケガをして療養のため仕事を休む場合、健康保険の加入者であれば、傷病手当が支給されます。

これは、病気やケガで会社を連続3日間休んだ後、4日目以降の給与が支給されない日について手当が支給される制度です。

支給額は1日当たりの額の3分の2です。(詳しい計算方法はここでは省略します。)

また、期間は最長1年6か月です。

尚、国民健康保険の加入者にはこの傷病手当の支給はありませんので、どちらに加入されているか、確認しておくとよいでしょう。

①の治療費に加え、働けない間の生活費等がいくら必要かを計算し、傷病手当が支給されるようであれば、その分を差し引きします。

こうして順番に計算していくと、どれくらい貯金でまかなう必要金額が見えてきます。

もし、貯金だけではまかないきれない場合、医療保険を検討することになります。

ここまで順序だてて計算しておくと、どれくらい医療保険でカバーする必要があるのかも見えてきますので、無駄な保険に加入することも避けられます。

③保障の優先順位を考える

さて、ケガや病気になったとき、必要なお金を貯金だけでカバーしきれない場合、医療保険への加入を検討していく訳ですが、このときのポイントは、どんな保障が必要なのか優先順位をつけることです。

例えばガンの保障を重視するのか、生活習慣病の保障を充実させるのかなど、どんな保障を充実させるのかによっても選ぶ保険は違ってきます。

全てカバー出来れば一番理想的と考えるかもしれませんが、あれもこれも保障をつけると保険料が高くなりますので、自分の中で優先順位を持つことは必要となります。

今からでも間に合う!非正規雇用のひとり親が見直すべき家計のポイント

ここまで貯蓄、そして保険という順番に考えていきました。

ではまず貯蓄をするためには、家計を見直していく必要があります。

家計というのは収支のバランスが大事です。

つまり、支出より収入の方が多ければお金は貯まっていきます。

当たり前のことですが、言うは易し行うは難し。

収入が増えれば貯蓄は増えるような気がしますが、実は収入が増えたからといって貯蓄が増えるとは限りません。

なぜなら、収入が増えれば、その分支出も増えるからです。

あればあるだけ使ってしまうのです。

ですので、収入の多い少ないに関わらず、支出を管理することが、貯蓄の第一歩です。

支出の管理については、以下の順番で見直していきます。

  • 無駄のカット
  • 固定費の見直し
  • 変動費の見直し

無駄遣いをカットするコツは、まず、何が無駄か、基準を決めること。

何となくお金を使っていては、いつまでたっても貯まりません。

また、何となく使っていると、気づかないうちに必要ない出費がかさんでいたりします。

ですので、自分が何にお金を使っているのかをあとで見直し、どこが無駄だったのかを考えてみます。

無駄な出費を意識し、カットしていくことが家計見直しの第一歩です。

次に固定費です。

固定費とは、光熱費や通信費など、毎月一定額かかるものをいいます。

固定費の見直しのいいところは、ストレスなくカット出来るところ。

例えば、スマホのプランやキャリアを変更すれば、その後は何もせずともコストカットになります。

それに比べ、食費などの毎月の費用が一定でない、変動費のカットは、日々の生活の中でストレスが大きく、その分続けるのも難しいので、最後に見直すとよいでしょう。

こうして支出を見直し、貯蓄に回せるようになったら、次は貯蓄の方法も工夫していきます。

おススメは先取り貯金。給与を受け取ったら、まず貯蓄分を取り分けてから残りのお金を支出に回すのです。

そうすることでいつの間にか使ってしまっていた、全然貯まらないという事態を避けられます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

家計の見直しも、何となくでは効果が分かりにくく、また効果が分からないとモチベーションも低下してしまいます。

一つ一つ順序だてて見直しプランを進めることで、何が必要か、何をすべきかが見えてくるのではないかと思います。

人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。

自分にあった家計診断をプロに相談して将来に備えてみてはいかがでしょうか。

家計の健全化は、将来の生活の安心につながります。

個別のWEB相談も受け付けております。

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