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こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。

離婚のお金の不安を安心に変える、離婚専門のファイナンシャル・プランナーです。

さて、今日のテーマは「暮らしとお金~消費から見るコロナの影響と家計見直しのコツ~」です。

内閣府の発表によると、2020年度のGDPは新型コロナウィルスの影響で、名目の伸び率-4.0%、実質の伸び率が-4.6%と大きく下落となりました。

私たちの生活は、新型コロナウィルスの影響を大きく受けています。コロナ禍が1年以上続き、私たちの生活はどのように変わったのでしょうか?

今日は、2020年の消費支出からコロナ禍が私たちの生活に及ぼす影響とその中で家計を見直すコツを解説していきたいと思います。

もくじ

月の生活費平均はいくら?

月の生活費平均を知るためには、総務省の家計調査を見ていきます。

2人以上の世帯を対象とした調査では、世帯の平均世帯人員は2.95人、世帯主の平均年齢は59.7歳です。

1世帯の消費支出の平均は月277,926円。これは前年に比べ名目5.3%減少となっています。

(以下、増減率は名目値で明記します。)

2011年から2019年までのデータを見ると、名目増減率は2011年が-2.5%で一番大きな減少率です。

つまり2020年がここ10年で最も大きなマイナスとなったことが分かります。

そして、その原因は言わずもがな、新型コロナウィルスによる影響でしょう。

2019年に消費税が10%になったこともありますが、影響の大きさはコロナの方だと考えています。

2011年は東日本大震災の起こった年ですが、数字で見ると新型コロナウィルスの影響の方が大きいと言えます。

また、震災の翌年2012年は1.1%、2013年は1.5%と翌年からは増加に転じていますが、長引くコロナ禍では、2021年の消費支出がどれくらい増加に転じるかは不安が残ります。

何かとかかる食費

生活費の中で、何かとかかるのが食費です。

では、食費の平均はどれくらいなのでしょうか?

2人以上の世帯では、食費の月平均は80,198円。これは増減率-0.3%です。さらに、2020年は大きな特徴がみられます。

それは、外食の大幅減少。

米などの穀類、菓子類がそれぞれ-0.3%、-2.2%となっているものの、肉・魚、野菜類をはじめ、酒類など食品のほとんどがプラスになっています。

それに対して、外食費だけは-26.7%。

これは外出自粛や時短要請の影響を大きく受けた結果と言えます。

2020年、こんな風に変わった生活費あれこれ

2020年は新型コロナウィルスに振り回された1年だったと思います。(2021年もですが。)

支出の傾向もそれを表しており、例えばマスクやトイレットペーパー不足による買いだめなども相まって消耗品の費用が増加する一方、旅行などの娯楽費用、交通費が大幅減少するなどの現象が見られました。さらに興味深いのが、月別の増減率を見ると特に4月5月は減少幅が大きい一方、10月には増加に転じています。

4月5月は初めて緊急事態宣言が発令された時期です。

一方10月は増加に転じていますが、しかし前年同月に消費税が増税されたにより消費が大きく落ち込んだ時期であったためにプラスに振れた可能性があります。ただ、この時期はGoToトラベルで東京が追加されたり、GoToイートが実施されたりとイベントが行われていた時期でもあるので、それも増加の一因となったか可能性があります。

こうしてみると、お金の使い方も2020年はコロナ(とそれに伴う政策)にかなり振り回されていたということが分かります。

無理せず生活費を節約するためのヒント

2020年は結果的に生活費の減少がみられましたが、それと同時に世帯主の収入が減少しています。1世帯当たりの収入は増加しているものの、2020年は給付金などもありましたので、一時的な増加の可能性も。

世帯主の収入が減少している以上、状況次第では今後の家計はますます苦しくなるかもしれません。

そこで、無理せず節約するための家計見直しのコツを簡単に解説したいと思います。

1.まずは簡単に家計簿をつけてみる

現在、どれくらい生活費がかかっているのか把握するところから始めます。

家計簿は、正直続かないという方も多いと思います。

だから、1、2か月だけでよいです、生活費の全体像を把握するために使ってみてください。

2.無駄遣いを把握する

1か月の生活費が把握出来たら、最初に見直すべきところは無駄遣いです。

とはいえ、無駄遣いゼロを目標にしてしまうと、現実的ではないですし、何よりストレスになってしまいます。

無駄遣いは、支出の5%以内であれば許容とします。

ただ、支出の中で何を浪費と考えるかは、ひとそれぞれです。

まずは、自分にとって何が浪費か?

これは自分にとって本当に必要?

と考えてみてください。

そして、無駄だと思った支出は減らす、失くすように意識するようにします。

3.固定費→変動費の順で見直すことで無理なく節約できる

無駄遣いを減らしたら、次は「固定費」です。

固定費とは、住宅費や通信費、光熱費など毎月一定額がかかるものをいいます。

固定費はクレジットカードや、口座引き落としなど、自動で支払いがされているものも多く、一度減らせば、意識しなくても節約になるので、ストレスも少なくて済みます。

例えば、通信費も格安スマホに変えると毎月の費用を減らせます。

クレジットカードを複数所持している場合、1つに絞って後は解約してしまえば、年会費を減らすことも出来ます。

そして最後に「変動費」の見直しに着手します。

「変動費」とは、食費や交際費など毎月かかるお金が変動するものをいいます。

食費は家計の中でも負担が大きいですし、節約と言えば食費が思い浮かぶかもしれませんが、実はこの変動費を削るのことが、一番ストレスが溜まります。

そして、ストレスが溜まるので長続きしない可能性も高いのです。

食費であっても例えば外食の回数を決めておく、イベントが多い月はその前後の月で調節しておくなど工夫しながら無理のない範囲で続けていくことが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

まだまだ厳しい状況は続きそうですが、だからこそ何とか工夫しながらやりくりしていくことが今後も必要となってきます。

人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。

自分にあった家計診断をプロに相談して将来に備えてみてはいかがでしょうか。

家計の健全化は、将来の生活の安心につながります。

個別のWEB相談も受け付けております。

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