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こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。

さて、今日のテーマは「投資初めてさんでも安心?個人向け国債って何?」です。

投資と聞くと損するかもしれない、怖いとためらってしまう。

そんな投資未経験者さんでも元本割れしない投資があれば始めやすいのではないでしょうか。

投資に興味があるのに始められない、そんな方はまず、個人向け国債について知るとよいかもしれません。

今日は個人向け国債について解説していきたいと思います。

もくじ

個人向け国債とは?

まず、個人向け国債とはどんなものなのでしょうか?

国債は、国が借り入れを行うために発行する債券で、その中でも個人だけが購入できるのが個人向け国債です。

個人向け国債には3種類あり、以下の通りとなっています。

個人向けは満期が10年・5年・3年の3種類あります。

そのうち、10年のものだけ変動金利で5年と3年は固定金利です。

個人向けということで、一般の国債より買いやすく、1万円から1万円単位で購入することが出来ます。(一般の国債は5万円が購入単位になっています。)

購入から1年を過ぎると、満期前でも中途換金することは可能で、その場合利息2回分に相当する額が差し引かれます。

本当に損しない?そのしくみとは?

さて、個人向け国債は、国が元本を保証してくれるため、元本割れする心配がありません。

また、利率も最低0.05%が保証されているので、場合によっては銀行の預金の金利より高いです。

(最近はネット銀行の定期預金の方が高いことも多いですが)

実はこんなに違う!定期預金の金利を比較

ただ、途中換金すると、利息2回分に相当する額が差し引かれますので、あれ?もしかして損する?と思うかもしれません。

しかし大丈夫。

個人向け国債は年に2回利子が受け取れるので、中途換金のとき差し引かれる額は、1年分の利子に当たります。

中途換金が1年経過後からしか出来ないので、もし1年で換金した場合でも、利息はほぼゼロということになりますが、元本割れの心配はありません。

こうしてみると、個人向け国債は損しないと言えます。

個人向け国債のメリット・デメリット

さて、ここからは個人向け国債のメリット・デメリットを見ていきます。

1.メリット

①少額から購入できる

個人向け国債は1万円から1万円単位で購入できるため、比較的少額で始められます。

投資をやってみたいけれど心配という方であれば、元本割れしない、少額で始められる個人向け国債を試しに買ってみてはいかがでしょうか。

②必要な金額だけ一部換金が可能

例えば、定期預金だと一部解約が出来ない場合もありますが、個人向け国債は1万円単位で一部解約が可能です。

急にお金が必要になっても、個人向け国債であれば、必要な分だけ換金出来るので安心です。

ただ、先述のとおり、途中換金した場合は、利子2回(1年)分の額は差し引かれます。

③マル優・特別マル優扱いで購入できる

個人向け国債は、マル優・特別マル優の対象になっています。

マル優とは「少額非課税制度」といい、身体障害者手帳の交付を受けている人や、遺族基礎年金の受給者、児童扶養手当受給者など、所得を得ることが難しい人に対して一定額以下の貯蓄の利息を非課税扱いにする制度です。

関連記事→54. 利息が非課税扱いになるマル優制度とは?

2.デメリット

①利子が低い

個人向け国債は、元本割れしないので損はしませんが、かといって大してオトクでもありません。

というのも、現在の個人向け国債の利子はほぼ、底です。

2021年5月現在

10年:0.08%

5年:0.05%

3年:0.05%

②固定金利型だと金利が上がったときに不利になる

3年満期・5年満期を選んだ場合は固定金利となります。

その場合、もし金利が上昇してもその恩恵を受けられません。

一方10年満期の場合は変動金利で、半年ごとに金利が見直されるので、金利が上昇しているのであればその恩恵も期待できます。

③NISAが利用できない

個人向け国債の利子にも税金がかかりますが、NISAが利用出来ません。

NISAを利用したいのであれば、他の記入商品を検討することとなります。

NISAについての詳しい解説は→68. 今更聞けないNISAのしくみと意外な落とし穴

まとめ

いかがだったでしょうか。

安全志向で中々投資に踏み出せないという方でも、心配なく始められるのが個人向け国債です。

個人向け国債の特徴を知っておくと、資産形成の選択肢は広がるのではないかと思います。

人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。

自分にあった家計診断をプロに相談して将来に備えてみてはいかがでしょうか。

家計の健全化は、将来の生活の安心につながります。

個別のWEB相談も受け付けております。

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