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こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの箭吹雅代です。

さて、今日のテーマは「実はこんなに違う!定期預金の金利を比較」です。

今や低金利は当たり前の時代。

銀行に預ける=保管という感覚に近いかと思います。

定期預金の方が金利が高いと言われても、そんなに大きく違わないのでは?

今日は定期預金の金利を比較してみたいと思います。

もくじ

何となく貯金しているだけで大丈夫?

万が一のとき、将来のために備え、貯金は大切です。

毎月コツコツ貯めて、使わなければ貯金は減ることはありません。

一方、投資をした場合、もしかすると、減ってしまうこともあるかもしれません。

反対に、増えている場合もありますが、不確定です。

そんなリスクを取るのは怖い。

だったら、わざわざリスクを取るより、貯金でコツコツ貯めておけば減る心配もなく、安心。

と思っていたら、思わぬ落とし穴も。

確かに、貯金は使わなければ金額は変わりません。

しかし、もう一つ考えておかなければならないこと、それはお金の価値は変化しているということです。

貯金額は変わらなくてもお金の価値が変わってしまうとどうなるのでしょうか?

少し極端な例を挙げます。

夏目漱石の「坊ちゃん」にこんな場面があります。

“卒業してから八日目に校長が呼びに来たから、何か用だろうと思って、出かけて行ったら、四国辺のある中学校で数学の教師が入る。月給は40円だが行ってはどうだという相談である。”

「坊ちゃん」が書かれたのは明治時代。

つまり明治時代、教師の月給は40円くらいだったのでしょう。

明らかに今の40円と価値が違うのが分かります。

今40円で買えるものは本当に限られています。(うまい棒とチロルチョコくらいしか思いつきません)

つまり、明治時代に比べ、令和の40円の価値は大きく下がっているということです。

さすがに時代が違うので、上の例は極端ですが、しかし、思い返してみると、子供のころは自販機のジュースは100円で買えたのに、今は120~150円くらいします。

こうしてみると、お金の価値は、将来下がっている可能性があるのです。

仮に100万円をずっと使わず貯金していたとしたら、何十年後も貯金額は100万円のままです。(利息等はとりあえずここでは考えません)

しかし、今100万円で買えるものが、何十年後も同じように100万円で買えるとは限らないのです。

これが、お金の価値が下がったということです。

では、実際にお金の価値はどのくらい変化しているのでしょうか?

実は過去のデータを見ても、それほど大きくは変わっていません。しかし、じわじわと目減りはしているのです。

なので、今焦る必要はないと思いますが、しかし、将来どうなっているのか?ということは考えておいてもよさそうです。

比べてみたらこんなに違う、定期預金の金利

お金の価値の変化を考慮すると、少しでも貯金も増えてほしいところです。

そこで、効率よくお金を貯めるために、定期預金を検討してみたいと思います。

低金利時代が続き、あまり銀行の金利には期待できないところではありますが、しかし、その中でも、銀行の金利には実は大きな差があります。

なので、どの銀行に預けるかは、重要なポイントになります。

ついつい、大手銀行に預けていれば安心!と選んでしまいがちですが、実は金利を比べると、中小の金融機関や、ネット銀行の方が高めになっています。

いくつか代表的なものをピックアップしてみましたので、以下表をチェックしてみてください。

それぞれ比べてみると、金利は銀行によって大きく差があることが分かります。

そして、大手銀行の金利の低さは一目瞭然です。

期間、金額によって、適用される金利も異なりますので、自身にはどの条件が合うのか、どの銀行が一番有利なのか、比較してみてください。

例えば100万円を3年間預けたとします。

一番金利が低いみずほ銀行等(0.002%)では60円増え、一方、金利が高いオリックス銀行(0.22%)では6,618円増えます。

(便宜上税金は考慮していません。)

6,558円もの差が。つまり100倍以上!

将来のための準備金や、しばらく使う予定のないお金を預ける場合は、金利の高い銀行の定期預金を選んでみてはいかがでしょうか。

効率よく貯金する方法

さらに、ここでは、定期預金を利用して効率よく貯金する方法を考えていきたいと思います。

1.金利には単利型と複利型がある

定期預金の金利は2タイプあります。

単利型と複利型です。

どちらかというと、複利型の方が有利といえます。

少し説明すると、

単利は、元本に対して利子がつきます。

例えば、100万円を年利1%で3年運用する場合、合計3万円の金利がつきます。

一方複利とは、途中で支払われていく利子も元本に含めて、利子を計算していきます。

100万円年利1%3年運用する場合、

101→101×1.01=102.01→102.01×1.01=103.0301という計算になります。

単利と複利では301円の差が生まれます。

短期間の定期預金に単利型が多く、期間が長い定期預金は複利型となっている場合が多いです。

同じ定期預金でも、期間によって単利型、複利型に分かれているものもありますので事前に確認しておくと安心です。

2.低金利時代、短期と長期なら短期の方がベター

定期預金には固定金利型と変更金利型があります。

固定金利型の場合は、契約時の金利が満期まで適用となります。ですので、低金利の時に契約すると、将来金利が上がっても、その恩恵はなく、低金利のままです。

なので、低金利時代には、短期を選び、将来、金利が上がった暁には金利の高い定期預金を利用できるようにしておいた方がベターではないかと思います。

しかし、前述のとおり、短期では単利型となってしまうものもありますので、注意が必要です。

3.300万円未満と300万円以上で金利が変わる場合がある。

「スーパー定期」「スーパー定期300」というのを聞いたことがあるかと思います。

これは、300万円未満と300万円以上で金利が異なります。

もちろん、300万円以上の方が金利は有利です。

しかし、金利だけで決めてしまうのは得策ではありません。300万円以上の定期預金を利用することで、お金の流動性が犠牲にならないか確認を。つまり、無理して大きな金額を定期預金に預けてしまって、今使える現金が手元に十分残らなければ、結局のところ途中解約する羽目になります。

いくら金利が有利でも、無理のない範囲で利用することが大切です。

また、最近では金利に差がない銀行も多く見られますので、金利は事前確認が必要です。

4.満期はずらす

複数の定期預金を利用する場合は、満期をずらすのがコツです。

なぜなら、もし、満期を同じにしてしまうと、金利が同じ時期に集中的に影響を受けてしまいます。

有利なときだといいのですが、必ずしも有利だとは限りません。

また、将来まとまったお金が必要になることもあると思いますが、満期が揃ってしまっていては、上手いタイミングで満期を迎えられるか分かりません。

ですので、複数の定期預金を利用する場合は期間を分散することを考えてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

定期預金もこうして比べてみると大きな差があることが分かります。

長い目で見ると結構な差になることもありますので、利用する前に検討してみることが重要です。

人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。

自分にあった家計診断をプロに相談して将来に備えてみてはいかがでしょうか。

家計の健全化は、将来の生活の安心につながります。

個別のWEB相談も受け付けております。

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