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離婚に踏み切れないのはお金のせいですか?

離婚したら不安なのはお金のことですか?

離婚を考えたとき頼れるお金のプロ、箭吹雅代です。

離婚のお金の不安を安心に変える、離婚専門のファイナンシャル・プランナーです。

さて、今日のテーマは「知ってるワイフ」沙也佳との離婚が元春にとって最悪大損なワケ」です。

現在放送中のドラマ「知ってるワイフ」。

先日放送された、このドラマの8話が、ファイナンシャル・プランナーとして非常に気になる展開だったので、今日はドラマに関連したお金の話をしたいと思います。

ちなみにストーリーとは関係ないところが気になっています。

そう、お金のこと。

**ネタばれを含むので、まだ8話見ていない方は見てからチェックしてみてください。

西急グループの令嬢である沙也佳と銀行員の元春の離婚は、お金という観点から考えると、元春は大損します。

それはなぜか?

今日は二人の離婚についてファイナンシャル・プランナーの視点で解説していきたいと思います。

*ドラマの話なので、私の想像を交えて解説していきます。

もくじ

  • 「知ってるワイフ」これまでのあらすじ(ネタバレ注意)
  • なぜ元春は離婚で大損するのか?
  • まとめ

「知ってるワイフ」これまでのあらすじ(ネタバレ注意)

妻澪との関係が上手くいかずに悩んでいた主人公元春が、過去(2010年)に戻ってやり直すというストーリー。やり直した世界では、大学時代に憧れていた沙也佳が妻になり、また沙也佳が巨大企業・西急グループの令嬢であることからリッチな生活に変貌。家も大きくなり、車もグレードアップ。

そんな中、元妻(?) の澪が勤め先に銀行に異動してきて、色々巻き起こっていく。

そうこうしているうちに沙也佳とも上手くいかずついに離婚。

8話はここで終了しています。

今後どうなるか分かりませんが、もし、これが現実世界なら、

元春は離婚によって大損します。

反対に沙也佳はほぼ損失はないと思われます。

それはなぜか?

なぜ元春は離婚で大損するのか?

元春と沙也佳の離婚で関わってくるお金は、以下の3点と推測して考察していきます。

  • 1.慰謝料
  • 2.財産分与
  • 3.年金分割

1.慰謝料

慰謝料とは、浮気やDVなど、夫婦のどちらかが離婚の原因となる有責行為をし、もう一方に精神的苦痛を与えた場合に支払われる損害賠償です。

花屋の店員上原と沙也佳の行動が浮気とも取れなくはないのですが、あの程度であれば浮気とはみなされず、慰謝料は発生しないだろうと思われます。

ですので、沙也佳から元春へ支払う慰謝料はなしと見るべきでしょう。

2.財産分与

妻が澪から沙也佳に変わったとたん、元春の家は大きく豪華になり、乗っている車も高級車に変わりました。

このことから、家も車も沙也佳の親からの援助と推測出来ます。

車は沙也佳が運転しているシーンがないので、親から沙也佳へ贈られたものなのか、元春に贈られたものなのか、分からないので、とりあえず放置します。

問題は家。妻が入れ替わった途端、家が豪華になっていたことから、これは沙也佳が親から贈与されたものと推測出来ます。

ドラマでは描かれていませんが、恐らく沙也佳名義でしょう。

財産分与とは、夫婦が結婚期間中に共同で築いた財産を分け合うことを言います。

基本的には折半です。

しかし、結婚前に築いた財産や、相続や贈与で得た財産は対象外となります。

つまり、この豪華な家は財産分与の対象となりません。

反対に元春が働いて稼いだお金は財産分与の対象となります。

いくら夫が稼いだお金でも、妻の協力あっての財産とみなされるため、例え元春名義の貯金であっても沙也佳と折半となります。

つまり、

沙也佳→家・元春の貯金半分ゲット

元春→貯金が半減

金持ち沙也佳は親のおかげで豪華な家(車?) を所持しているので、離婚したらこれらは財産分与の対象とならず、全て沙也佳のものとなる可能性が高い。

一方、元春が稼いだお金は、財産分与の対象となり、婚姻期間中に蓄えた財産の半分は沙也佳に持っていかれることとなります。

沙也佳自身の稼ぎはあまりなさそうなので、元春の財産だけが折半。

沙也佳が親からもらったものは沙也佳のもの。

どうみても元春より沙也佳の方がお金持ちなのに、離婚においてお金を支払うべきなのは沙也佳ではなく元春です。

3.年金分割

沙也佳の収入は大してなさそうなので、年金は恐らく第三号被保険者だろうと推測されます。(厚生年金に加入している配偶者に扶養されている場合に加入する年金です。)

銀行員である元春は厚生年金加入者(第二号被保険者)だと思われますので、この場合年金分割の対象になります。

しかも、元春の場合、拒否権はありません。

理由は結婚した年。

過去に戻るシーンで2010年に戻っているため、結婚はそれ以降でしょう。

年金についても、会社員である元春は、第三号被保険者であろう妻に厚生年金の婚姻期間中の分は半分持っていかれます。

2008年以前の婚姻分については交渉の余地はあるのですが、設定上二人が結婚したのは それより後です。

すると、第三号被保険者の妻は一方的に手続して元春の厚生年金を分割することが出来てしまいます。

ただ、婚姻期間が短いので、金額的にはあまり大きくはならないでしょう。

年金分割の詳しい仕組みについては関連記事をチェックしてみてください。

関連記事→知らなきゃ損する?!離婚と年金のはなし

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

あくまでドラマですし、お金の話はあくまで私の想像です。

財産分与云々については描かれることはないでしょうけれども、多分、元春の離婚によるダメージは想像以上かと思います。

妹のなぎさが離婚を勧めるシーンがありますが、仮に私がなぎさだったら、離婚に反対すると思います。

大損するよ、と。

こうして離婚とお金の視点で見ると、ドラマも少し違った視点で見えてきてしまいます。

さてこれ、本当にドラマの中だけの話?

人生は人それぞれであるように、家計もそれぞれです。

自分にあった家計診断をプロに相談して将来に備えてみてはいかがでしょうか。

家計の健全化は、将来の生活の安心につながります。

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